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親知らずを抜い後は、いつまで通わなければいけませんか。
親知らずを抜いた後は、しばらく穴が開いています。その穴に食べ物のカスが溜まるので、時々洗浄しなければなりません。個人差はありますが、穴がふさがるまで1箇月位はかかります。穴がふさがり、食物が入り込まなくなるまで、通った方がいいと思います。
また、親知らずの手前の歯が虫歯になっている事が多いです。しっかり診てもらい、虫歯が在るようでしたら、その治療を受けた方がいいでしょう。
下あごの親知らずを抜いたところが膨らんできました。どうしてでしょうか。
親知らずの生えている向きによっては、抜いた後、歯茎が治ってくると、そこの骨が出っ張った様に感じることがあります。特に内側(舌側)に生えていると、起きやすい傾向があります。
自然に治ることが多いですが、気なるようであれば、骨のふくらみを削る処置を受けた方が良いでしょう。
通常、病的な状態ではないので心配いりません。
60代男性です。下あごの入れ歯の下から親知らずが生えてきました。大丈夫ですか。
もともと親知らずがあり、歯茎の下に潜っていたことが推察されます。
義歯を使っているうちに歯茎が下がり親知らずが見えてきたのでしょう。生えてきたのではありません。
痛みがなければ、そのまま様子をみて、かかりつけの歯科医師おやsに診てもらってください。
海外出張に行きます。どの位前に親知らずの抜歯を終えた方が良いですか。
現実的な話をすれば、何処に行かれるかということが重要です。
親知らずの抜歯後に異常をきたした時の対応ができるか否かで決まるでしょう。先進国では、治療費は日本より桁違いに必要ですが、技術的には全く問題はありません。新興国では技術的なことおよび衛生面で遅れています。
もし、新興国への出張であれば、1箇月前には抜歯を終えておくとよいと思います。
約3年前に抜いた下の親知らずの場所がしくしくと痛みます。
親知らずを抜いた後の骨が十分に再生せず、血流が不十分になり局所免疫が低下し、感染が起きると「腐骨」となり、慢性炎症が起きるようになります。炎症が徐々に進行すると「痛み」として現れます。
治療としては、腐骨を十分に除去すると症状は軽減します。
レントゲンで調べると、私は親知らずがありません。大丈夫でしょうか?
親知らずは、必ず存在するものではありません。現代人では、もともと無い人も多くいます。遺伝子のスイッチが「ON」になっていないだけです。
「歯」はヒトが進化すると必要がなくなり、減っていくと言われています。これを人類学的には「進化は退化」と言われています。
永久歯でも前歯や小臼歯が元々ない人が増えています。
現代人の一般的傾向なので心配することはありません。
親知らずを抜いたところから変な味がします。大丈夫でしょうか。
親知らずを抜いたところに、食べの物カスが溜まり、変な味がしたものと思われます。
術後1週間以上も経過して、痛みや腫れを伴うものであれば「膿」である可能性が高いので、歯科医院で診てもらう必要があります。
上あご親知らずを抜歯した後に上顎洞炎になりました。どうしたらよいですか。
副鼻腔炎(蓄膿症)の既往があったり、鼻炎を発症したりすると、親知らずの抜歯後に上顎洞炎になりやすい傾向があります。
歯肉の閉鎖が不十分で穴があいている場合は、その空洞から、ノズルをいれ生理的食塩水で洗浄し、抗生物質も炎症が収まるまで続けます。
一番必要なのは、患者自身の免疫力(抵抗力)です。睡眠と栄養を十分に取ることが必要です。
「上顎洞と親知らずが近い」と言われました。上顎洞について教えて下さい。
上顎洞は上あご奥歯の歯根上方にある空洞で、鼻(鼻腔)とつながっています。上顎の親知らずを抜くと、しばしば上顎に小さな穴が開きそこから細菌が入り込むと感染を起こし、上顎洞炎、いわゆる「蓄膿症」を起こす事があります。
体力が落ちていたり、もともと慢性的な鼻炎などがある場合には、注意が必要です。
上の親知らずを抜いた後に鼻血が出ましたが、大丈夫ですか。
上の親知らずの根の部分と鼻の奥の空洞が繋がっていることがあります。抜歯をしたときにその空洞に小さな穴が開いて血液が鼻へ流れてきたのでしょう。
感染がなければ通常1~2週間位で小さな穴は閉鎖し治癒していきます。
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