よくあるご質問
親知らずの根が残って数年経ちますが大丈夫でしょうか。
親知らずの根の形によっては抜いた後にお骨の中に残ることがあります。
歯茎が腫れていたり、膿が出ていたり、痛みがなければ問題がありません。
縫合した糸が歯茎から出てきました。大丈夫でしょうか。
親知らず抜歯してあったと思われる糸が後日、でてきたという事だと思います。
歯肉の中に埋没した糸が露出してきたと思われます。
それ自体に問題は全くありません。
痛み、腫れなどの症状がなければOKです。早めに抜歯をされた歯科医院に連絡をしましょう。
緊急性の全くない状態です。御安心ください。
抜歯をした後に縫合した糸が見えなくなりました。大丈夫でしょうか?
抜歯をした後は通常縫合して歯肉を縫い合わせます。
一週間くらいで抜糸するのが普通ですが、傷の治りがいい場合は糸が自然に取れてしまうことがあります
飲み込んでしまったと考えられますが、心配はありません。
親知らずの抜歯後、薬を飲む期間はどの位ですか。
通常、親知らずの抜歯の後は抗生剤を飲んでいただきます。
特に、下顎の歯茎に埋まっていた親知らずに関しては、その場所の組織の構造上、感染を起こしやすいので、一週間は服用が必要です。
上顎の生えている親知らずは、痛み止めだけでもいいと思います。
抜歯した後口が開かなくなりました
抜歯後感染の可能性があります。
特に、下顎に起きやすいですね。顎の骨に細菌からくる感染があります。
口に中には多種多様の細菌が存在します。普段は悪さをしない細菌が抜歯後の傷口に入り込むと感染が起きます。それを防ぐには、免疫力を落とさないことが大切です。
体を冷やす、食べすぎ、飲みすぎが免疫力を落とします。
親知らずが抜けるメカニズムについて教えてください。
ずいぶん専門的な質問を頂きました。
親知らずに限らず、抜歯をするときに使う器械には大きく3つの力学が働いています。
1.てこ 作用点:歯 支点:歯の周りの骨 力点:器具を握るところ
2.輪軸 歯の根を回転させる
3.くさび 歯と骨の間に器具の先端を差し込む
以上の力学的要素で安全に抜歯いたします。
親知らず抜歯後の縫合
親知らずを抜歯した後は、縫合することが多くあります。
患者さんによっては、「糸が口の中で遊んで気持ち悪い」、「歯茎が突っ張った感じがする」と違和感があります。
初めての経験なので、戸惑うことが多いのですが、糸は必要なのです。
通常、一週間で抜糸しますので、しばらくの辛抱です。
西欧人種の歯根は長い
過日、ヨーロッパの方の親知らずを抜きました。
歯根は長く、骨にしっかり深く食い込んでいました。
虫歯にすることなく、生涯使う事が出来れば、どんなに良かったでしょう。
咬むうえでは絶対に有利です。
しかし、いざ抜歯しなければならないとなると、踏ん張っているので、大変です。
親知らずを抜いたら長年の頭痛が消えました!
60歳代女性、長年の偏頭痛に悩まされていました。
内科、脳外科、神経内科、ペインクリニックと方々巡りましたが改善しません。CTでも何も異常がありませんでした。
「もしかして、歯かもしれない」と気づかれたこの方は、色々と検索され当院へいらっしゃいました。
視診、触診、レントゲン診などの検査の結果、下顎の歯茎の下に埋れた親知らずが疑われました。
骨の中で炎症が起きていたのです。その炎症物質が何らかの影響を及ぼし、片頭痛の原因になっていたことが推察されます。
親知らずを抜歯したら、長年の偏頭痛がスッキリと治ってしまいました。
歯茎の下に隠れている親知らずは、知らない間に体に大きな影響を及ぼしているのです。
全身麻酔で親知らずが抜けると聞きましたがいかがですか。
通常、日本では親知らずの抜歯は局所麻酔で行われます。
米国では、全身麻酔をかけて、上下左右の親知らずを抜歯することも行われています。
先ず、安全性から見て全身麻酔は死のリスクを必ず伴うものなので必要な手術以外お勧めできません。
費用という面では、米国は、民間保険会社との保険契約の兼ね合いで行われておいると思います。
治療費は高額になるようです。
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